意地悪の理由 side-M

 

 

 

このお話はR18要素を含んでいます。

苦手な方は閲覧をお控え下さい。

閲覧は自己責任でお願い致します。

 

 

 

  

 

 

 
「や、もう…いや、あ、ああ、あ……!!」
 
自分ではどうにも出来ない程の快感に、ミリアリアはぽろぽろと生理的な涙を零しながら悲鳴のような嬌声を上げ、背中を反らせた。
頭の中が真っ白になりそうな、強い強い快感。
弱々しくディアッカの首に回されていた腕が、ぱたりとシーツに落ちる。
続いて、反らされていた背中もシーツに落ち、ミリアリアは頬を赤く染めながら荒い息をついた。
そんなミリアリアを満足げに見下ろし、濡れた口元を拭ったディアッカは再びその細い体に覆い被さると敏感な胸の先を指で弄った。
 
 
「ひあっ!ま、って…おねが…あ、あっ!」
 
 
半分呂律の回らないミリアリアの制止も聞かず、ディアッカはその白い肌に所有の痕をつけながら、緩急をつけて柔らかな胸を揉み上げる。
「も…や、だ…まって、って…ば!ディア…あ、んあっ!」
碧い瞳を情欲に染めたミリアリアが、弱々しくディアッカの胸を拳で叩く。
「なんだよ。そんなに欲しくなっちゃった?」
同じように紫の瞳を情欲に染めたディアッカは、ミリアリアの柔らかい髪に長い指を潜り込ませて弄びながら耳朶にキスを落とす。
「ん、あ…ちが、そんなに…何回、も…され、たらっ…」
「されたら…なに?」
ミリアリアが恥ずかしがるのを分かっていて、あえて羞恥心を煽る言葉を言わせようとするディアッカ。
それが分かっているから、ミリアリアはその先に続く筈の言葉を口に出来ず、視線をさまよわせる。
「……意地っ張り」
「ち、がうわよ!だって…は、ぁ…っ!」
硬く勃ちあがった胸の頂きを強く摘まれ、ミリアリアは背中を跳ねさせた。
 
「だって、ミリィは全部受け止めてくれるじゃん。」
「んあ…あ、え…?」
 
与えられる快感につい朦朧としてしまうミリアリアは、それでも瞳を潤ませたままディアッカを見上げる。
だが、いつの間にか足の間に入り込んでいたディアッカに大きな分身を前触れも無く埋め込まれ、ミリアリアはその言葉の意味を聞く事が出来なくなった。
 
 
「ひああああっ!」
 
 
甘い悲鳴を上げたミリアリアの中心が、ぎゅっとディアッカを締め付ける。
その痺れるような快感に意識を持って行かれそうになりながらも、ディアッカはほっそりとした体を抱き締め、いきなり激しい抽挿を開始した。
「やあぁぁっ!まだ、だめ、ゆ、っくりに…してぇっ!!」
長い時間をかけて焦らされ続けたミリアリアは、待ちわびた、しかし激しすぎる快感に頭を左右に振って喘ぎ、乱れる。
喘ぎ過ぎて乾いてしまった唇に、しっとりとしたディアッカの唇が落とされ、あっという間に舌を絡めとられると、ミリアリアはまた涙を零しながらくぐもった嬌声を上げ続けた。
 
 
 
ディアッカがミリアリアを抱く時、時間をかけるのはいつもの事。
今日のように翌日の休暇が重なった時などは、一度で終わらせる事などまず無くて、挿入するまでの間に何度も高みに押し上げられ続ける。
それは時に、ミリアリアが意識を飛ばすまで続けられることもあった。
抗議したくても、その紫の瞳と優しい声に捕らわれたら、そんな事も出来ず。
ミリアリアはただ、与えられるがままに苦しい程の快楽を必死で受け止める。
 
 
自分がこれほどまでに淫らで貪欲になれるなんて、ディアッカに抱かれるまで知らなかった。
どうしてこんなに…意地悪なの?!
そう恨めしく思ってしまう程に、ディアッカは全身でミリアリアを愛する。
だが、同時にミリアリアはその事にとてつもない歓びを感じてしまう。
こんなにも自分を想い、愛を与えてくれるディアッカ。
全部、私のもの。私だけの。
だから、絶対この愛を零したりしない。誰にも譲らない。
それはミリアリアの、普段は表に出さない独占欲。
 
 
「はぁ、あ、おねが、も…ディア…」
「もう、イっちゃう?何度目だよ、お前」
 
 
からかうような、意地悪な言葉。
でもそれでいて、ひどく優しい声。
 
「いじ、わるっ…ああ、やぁ、あ!も、だめ…また…」
「きもちいい?ミリィ」
「…っ、あ…あ、いい…きもち、いい、のっ…!いかせ、て…おね、が、んああっ!」
 
羞恥心など、とうの昔に砕け散り。
流されるままに淫らな懇願をするミリアリアは、絡められた指をぎゅっと握りしめながらまた昇り詰める。
 
「ミリィ…目、開けて…俺の事、見て…そのままイって?」
 
あまりの快感に、目を開ける事すら難しいのに。
ディアッカの甘い命令に、ミリアリアは快感に溺れながら碧い瞳でディアッカを見上げ、猛る分身をきつく締め付けながら今までで一番切なく甘い嬌声を上げ、果てた。
 
 
 
 
 
 
 
007

6000hitがR18で申し訳ありません;;
どうしてもどうしても、書きたかったんです!(切実)
苦手な方には本当に申し訳ございませんが、我侭をお許し下さい;;
ほら、いい夫婦の日だし夜の生活もたまには表ページに残してもいいかな、と←言い訳
そしてこちらはミリアリア視点です。
次は、ディアッカ視点です。
共にお楽しみ頂ければ幸いです(●´艸`)

 

side-D  text

2014,11,22up