試し読み Make Love

 

 

 

このお話はR18要素を含んでいます。

苦手な方は閲覧をお控え下さい。

閲覧は自己責任でお願い致します。

 

 

 

 

 

 

 
「ふあ、ああんっ!!」
怒張を奥まで埋め込むと、細い身体が仰け反る。
道具で散々解された身体は、しなやかにディアッカを受け入れ、きゅっと締め付けた。
「ミリ…アリアっ…」
「ん…あ、はい、ってる…おく…」
ぶるぶると震えながら懸命にディアッカを感じ取る姿は、かわいくて…いじらしい。
「さっきも入ってただろ」
「あれ、は…ちがう…っあ!」
「何がだよ」
ゆっくりと腰をグラインドさせながら、ディアッカは問い詰めるかのように言葉をかける。
「だ、って…あったかい、もの」
「あったかい?」
小さな手が、ディアッカの腕を弱々しく掴んだ。
「機械とディアッカは、ちがう…わたしは、ディアッカが、いい。ディアッカのが、欲しいの」
瞳を潤ませ、自分の発した言葉にほんのりと頬を染めたミリアリアは、それでも目を逸らすことはせず、震える声で訴えた。
 
「私をあんたでいっぱいにして。満たして。ちゃんと抱いて。壊してもいい、から…っ」
 
先ほどよりもさらに強く、ディアッカの胸が鳴った。
壊してもいい?
──出来るはずがない。こんなに愛しくてたまらないのに。
どうしてこいつはこうやって、自分を投げ出してまで何かを成し遂げようとするのだろう。
たかが一人の男の信用を得るために、壊れるまで抱いてもいい、だなんて。
 
「……できねぇよ」
「……ディア、ッカ?」
「なんで…っ、お前はそうやって自分を粗末にすんだよ?!俺はお前を拉致したんだぞ?お前の意思なんてまるっきり無視して!玩具まで使って無理やり弄んで!なのになんで……」
「かまわない。好き、だから」
 
その言葉と連動するようにミリアリアの中心がまた締まり、碧い瞳が切なげな光を宿した。
「あんたは…私が本気で嫌がることはしない。さっきだって…私が本気で嫌がればやめてた、はずよ」
「……ミリ、アリア…それって……」
「私は、あんたを…信じてる。好きな人だからこそ、許せることだってあるわ……軽蔑、してもいいわよ」
軽蔑なんてするわけがない。そうされるべきはむしろ自分の方だ。
都合のいいように解釈していいのだろうか。
寄せられる信頼に応えても……信じても、いいのだろうか。
 
「ディアッカ…お願い、もっと…」
 
小さな声で発せられた、淫らな懇願。
ぷちん、と頭の中でなにかが弾けた。
ぐ、とミリアリアの膝裏に手をかけ小さな胸に着くくらい足を持ち上げると、ディアッカは力強い律動を開始する。
途端に部屋に散らばる甘い嬌声に、自身を締め付ける熱さ。
ディアッカはいつしかミリアリアの身体に身も心も溺れていった。
 
 
 
 
 
 
 
text