試し読み Nightmare -side D-

 

 

 

 
「目を開けろ、ミリアリア」
 
 
与えられた命令に、ミリアリアは息を乱しながらも首を横に振る。
「あいつがどうなっても、いいのか?」
きゅ、と固く尖った胸の頂を摘まれ、ミリアリアは嬌声を上げた。
「ひあ、んっ!い、や…ディアッカは…だめ…」
「じゃあ素直に従えよ。目を開いてあいつを見ろ。俺がいいと言うまで目を閉じるな。」
「ふ…っ、く…」
ミリアリアの睫毛が震え、瞼が上がる。
そして、背けられていた顔がゆっくりと前方に向けられーー情欲に染まった碧い瞳が、無様に床に転がるディアッカを映し出した。
ディアッカとミリアリアの視線が、合う。
その瞬間、抑えつけられ閉じる事を許されない脚の間からとろり、と愛液が零れた。
薄暗いはずなのに、そこがひくん、と物欲しげにひくつく様子までもがディアッカの前に晒される。
 
 
「お願い…見な、いで…」
 
 
その姿は、見た事が無いくらいに妖艶で、いやらしくて。
ディアッカは苦しげに目を細め、ごくりと唾を飲み込んだ。
「そのまま、あいつをずっと見ていろ。」
「あ…ああ、いや…いやぁっ!!」
再び×××の指がミリアリアの秘所に這わされ、くちゅくちゅ、と淫らな水音が部屋に響く。
「ディア、ッカ…いや…見ない、で…あぁ、あっ」
涙ながらの懇願は、途中から喘ぎ声に変わる。
「よく見ておけよ、ディアッカ。とびきりいい声で啼かせてやろう。」
×××はそう言うと、滴る愛液をたっぷりと指に絡め、無防備に曝け出された肉芽を激しく嬲り上げた。
「やああっ!それ、いやぁっ!!」
「目を逸らすな、と言ったろう。次に同じ事をしたらその場であいつを撃つ。」
細い身体を弓なりに反らせ、ミリアリアは無意識に腰を揺らす。
その痴態を無表情に見下ろし、×××はひくつく秘所に勢いよく指を埋め、音を立てながら激しく動かした。
「んあ、ああっ!あ、ん…ああ、も、や…擦ら、ないでぇっ!ひああっ!!」
中と外を同時に責められ、ミリアリアは首を振りながら切ない嬌声を上げる。
ディアッカは知っていた。
この声はーーミリアリアが達する直前のものである事を。
「ほら、こうすればもっとよく見える。いやらしいココをよく見てもらえよ。」
滴るほどに濡れた秘所を指で拡げられ、一番感じるであろう場所を剥きだされ、激しく擦り上げられて。
「あ、あ、あ…も、だめ、いや、ディアッカ…ディア、ッカ……いや、ああああ!!ひあああああっ!」
ミリアリアはがくがくと身体を震わせながら、それでも懸命にディアッカを見つめ続けーー次の瞬間ゆっくりとその身体が弛緩した。
 

 

 

 
(作中の×××はキャラ名です。ネタバレ防止の為伏字とさせていただきました。)

 
 
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