君といつまでも

 

 

 

 
年が明ける。
 
年の瀬と、新年。
 
これは、ナチュラルだろうとコーディネーターであろうと、どんな記念日等にも比べ物にならない位、一大イベントだと、そう思う。
 
12月31日、23時59分。
 
ベッドで、二人横になって。
 
手を、繋ぐ。―――指と指を、絡め合って。
 
 
 
「今年もありがとう」
 
「こちらこそ」
 
 
 
そして、デジタル時計の音が小さく鳴り、新しい年になったことを、告げる。
 
 
 
「今年も宜しくな」
 
「こちらこそ」
 
 
 
顔を合わせ、見つめ合って、唇を合わせ、二人、声を揃えて、言う。
 
 
 
『愛してる』
 
 
 
笑顔で、二人同時に目を瞑る。
 
この平和が、ずっと続きます様に。
 
来年も、その次の年も、ずっと、こうやって、新年を迎えられます様に。
 
小さい様で大きな願いを、二人共胸の中に仕舞って、手を繋いだまま、眠りに落ちた。
 
 
 
 
Fin.
 
 
 
 
 
 
 
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180+サイトマスターのえみふじ様より寄贈して頂きました、

10000hit記念小噺です!!

えみふじ様、いつもいつも本当にありがとうございますvvv

二人の仲睦まじさがお話の中にこれでもかと詰まっていて、あまりの

甘さにこちらまで幸せな気分になります(●´艸`)

このお話にもあるように、こうして年を重ねながらも、ずっとこの二人が

共に幸せであるようにと祈らずにはいられません。

本当にありがとうございました!

 

 

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